■ ID | 439 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 大宮台地の地形発達史 |
■ 著者 | 勝俣尚哉
東京大学 須貝俊彦 東京大学 八戸昭一 埼玉県環境科学国際センター 水野清秀 (独)産業技術総合研究所 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2004 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本地理学会2005年度春季学術大会、平成17年3月29日 |
■ 抄録・要旨 | 大宮台地の地形発達を考察するため、高位面と低位面の境界域を横切る地形地質断面図から地形面と地下層序との対応関係を調べた。
その結果、木下層は上方粗粒化して側方へ堆積域を拡大し、その基底は顕著な埋没谷をなすことが判明した。また、大宮層は大きく2枚の砂礫層に分かれ、下部の砂礫層は連続性が良く木下層を整合的に覆うに対して、上部の砂礫層は側方変化がやや激しく、礫質部はチャネル状に掘込んでいた。したがって、大宮台地ではMIS 5eに急勾配な谷の中に海水が侵入し、MIS 5dの海退時は縦断形が緩勾配のため堆積場(延長川の出現)となり、MIS 5eの離水海成面を大宮層が整合的に覆ったことが考えられた。また、海退が進むと主流路は若干下刻して砂礫を堆積させ、MIS 5cの再海進と同調して約10万年前ころに離水したと思われる。 |
■ キーワード | 大宮台地、ボーリングデータ、古環境、海水準変動 |
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